H様
工期とコストを考えたご提案！カウンター修繕
- 補修
-
Before
-
After
- 工事内容
- カウンターテーブルの修繕工事
- 施工メニュー
- カウンターテーブルの修繕
天板：塩ビシート（ダイノックシート）
曲面枠：ウレタンクリヤー塗装（吹付） - 場所
- 台東区浅草
- 作業期間
- 平成28年5月
今回は、某飲食店のカウンターテーブル修繕工事のご紹介です。
対象のカウンターは天板に板を張り、手前の曲面枠と一体化したデザインで、木目を生かした染色クリヤー塗装仕上げになっていました。色は「マホガニ」と呼ばれるワインレッド系の深みのある色味で、家具などにも多く使われる上品な仕上げです。お客様もこの色を気に入っておられ、「できる限り同じように復元したい」とのご要望でした。
施工前は、長年の使用により天板表面のクリヤー塗装が剥がれ、水滴などが木板に染み込んで膨れや痩れが生じていました。また、曲面の枠部分も同様にクリヤーが剥離している状態でした。
-
天板：表面の木板が膨れ、塗装も剥げている
-
曲面枠：既存のクリヤーが剥げている
-
カウンターテーブルの修繕：既存天板面撤去
-
木板面撤去完了
-
既存曲面枠研磨掛け
-
天板面パテ処理
-
曲面枠染色
-
曲面枠ウレタンクリヤー塗装（吹付）
-
曲面枠仕上がり確認（シートに合わせる）
-
曲面枠塗装完了
-
天板面木目調塩ビシート貼り
-
天板シート貼り完了
-
施工後
-
施工後
- 当初は、傷んだ天板を撤去し、新しい板を貼って再塗装する予定でしたが、コストと工期の面から、天板部分は同系色の塩ビシート（ダイノックシート）での張り替えに変更。曲面枠については塗装で再現する方法で修繕を行いました。お客様からは、「塗装とシートでは違和感が出るのでは？」とご心配の声もありましたが、「塗装部分をシートの質感に合わせて仕上げる」ことでご納得いただき、施工を進めました。完成後は、「想像以上に綺麗な仕上がりで、枠との違和感もなくとても満足です」とのお言葉をいただきました。職人としても、木の風合いを活かしながら再現できた仕上がりに満足しています。